ポルシェ718ボクスターS試乗記Part2

2016
0712

0 CM

もう深夜、静まり返ってる。

昼間の猛暑も深夜になると納まって過ごし易くっていいけど

さすがにオープンカーの季節じゃないよなぁ～！なんて

こないだ試乗した718ボクスターを思い出し、曇り空くらいで試乗できて

ちょうど良かったかも知れないなぁ、なんて余韻を思い出しながらの

今宵は試乗記のPart2です

それにしても、オープンカーってのは大人の遊び車としては

やっぱり最高に楽しいですネ！改めてそう感じて今回の試乗が

オープンのボクスターだから余計に好印象だった気がして来ました。

今回の718ボクスターの最大のネガは排気音です。

これはやはりターボを搭載した上に気筒数が6から4に減ったのが

大きいのは言うまでもないです。

過給機を付けるとどうしても低音に排気音はシフトしますが

エンジンレイアウトするのに不等長排気にせざる得なかったらしいので

やむなしかな？とも思えるけど巷では賛否両論、音を褒めるのは

さすがに自動車評論家の清水氏の様にスバリストでもないので褒めにくい音になった。

が、そのスポーツカーとしての資質、ハンドリング、乗り味はワンランク上がり、ドライバーに間違いなくドライビングプレジャーを享受してくれる仕上げに仕立ててくれていました。

そして、最大の魅力は速さ、トルクだと思います。

NAモデルと比較すると速さ、トルクはターボにより向上しています。

数値通りのスピード感を体感でき、乗り易く速い。

排気音を許容できればドライバーを虜にするほどに乗り味のいい

スポーツカーだなぁーと感じました。

にほんブログ村

＿/＿/＿/＿/＿/＿/BMW M235i ＿/＿/＿/＿/＿/＿/

1.エンジン

エンジンのメカフィールは排気音がうるさすぎてドライバーに伝わらない、聞こえない（笑）

よく言われているスバルのフラット4ターボに確かに近いが、少し違う様な感じだった。

鼓動するかの様なエンジンは例えると大袈裟かも知れないけどV8エンジンチックな感じにも

思えた。排気音がドクドクと脈打つ様でもあり、エンジンもまたそれを伝える。粗い、荒い、荒々しい。そこがスポーツカーっぽくも感じさせるのがもしかしたら、ポルシェの狙い？かと思えた。また、ボクスターのルーフをクローズドの状態にしているとややこもって聞こえてた排気音も少し気になった。一番、残念だったのはアクセルを踏んで回転はタコメーターで見てると鋭く回って行くにも関わらず、エキゾーストノートに高揚感や変化もなくドクドク脈打つ様な排気音とエンジンフィールに速度と官能がリンクしない。

しかし、パワーとトルクが増したのは街乗りでも瞬時に加速していける心地よさを与え、NAモデルの様な低速域でのかったるさは皆無だ。今回の718からはやっぱりポルシェは速いと誰が乗っても思うだろう。
そう、NAモデルはアクセルを明らかに踏む意思を持って踏み込む事で超快楽の加速フィールと昇天モードにドライバーを誘うがそうでなく、中途半端にアクセル踏んでるだけでは高性能のパワー、トルクを体感する事はない。回転を上げる（アクセルを踏む）ことでパワーとトルクのおいいしいところを味わえる。故にポルシェ乗りの方はアクセルを踏みたがるように感じる。
踏み込まないで普通に乗ってると、
「ポルシェって案外、速くないのね？」

なんて街乗り試乗で思う方も多かったのではと思うが、この718ボクスターSの搭載する2.5フラット4ターボはちょっとアクセルを踏むだけで、そのスピード感をドライバーに与えてくれる。（今時のターボエンジンはそうなんだけど）ターボラグなど皆無、これも今時のターボです。
当たり前だのクラッカーです（笑）

2.乗り味

抜群のフィールはまさに人馬一体感をドライバーに与えてくれると感じた。

やはり、横剛性の向上に力を注いだ成果があり、車の安定感が高速のコーナーを加速して行く際にも感じ、それが快感にも思えた。さすがにサスペンションは前後マクファーソンストラットを採用し横方向の安定性が増しているのがたかが街乗りも感じ、阪神湾岸線を疾走していても感じた。リアサスペンションも確かにラテラルメンバーを追加することでリアサブフレームを補強してるだけのことはある。それとリアホイールも0.5インチワイド化しているのも有効なのだろう。安定感が増し、超一級のスポーツカー、これがオープンカーの剛性感か！感心した。

って言うか楽しい。感動！

そして、ハンドリングもドライバーの意思どおりによく切れ、よく曲がると言った印象でドライバーの意図どおりに曲がって行ってくれる感は従来よりも向上してる気がしました。気持ちいいステアリングフィールでした。

足回りが懐が深いって言う表現が適切かどうか・・・

横にも縦にも柔軟にこなす。そんな印象だった。

後ろから前からどうぞ～♪なんて...あ、調子乗り過ぎた（爆！）