メルセデスAMG SL43試乗

2022
1030

3 CM

今日は昨日、試乗したメルセデスAMG SL 43のファーストインプレッションを記しておこうと思います。
SLって言う車はクーペまにあの俺にはメルセデスのラインナップの中でも一番興味深く、注目もしてるし好きなモデルなので新型のAMG SLが日本に上陸したら試乗したいと思っていました。なので、前回C220d試乗の際にもスタッフの方にSLの試乗車が来たら乗せて貰いに来ますって言ってたくらいです

念願がかなって試乗出来たのでいつもフレンドリーな対応をしていただいてるメルセデスミーのスタッフの方々、こう言うブースを梅田に置いてくれてるメルセデスさんには感謝です

関西のメルセデス躍進の功績はこの旧メルコネ、メルセデスミーの力で成し遂げたと言っても過言ではないように感じています

まず先に個人的な結論を書いておくと...

AMG SL43は買わない車です。（買えない車でもありますので...えらいすんまへん

）
その理由は車購入の選択にエンジンの魅力に重きを置く俺的にはめちゃ高額なのにエンジンに魅力を感じないからで1,648万円と考えるとプラス100万円以上はするけど素カレラカブリオレ買いたいのが人情です。
F1由来の技術を搭載する「M139」型エンジンの技術力、素晴らしさは理解するものの個人的な琴線に触れるエンジンではないなぁ～と言う印象だったからです。
先代のV6ツインターボの印象が良かったのでなお更そう感じるのかも知れないです。

1.エンジン

冒頭にエンジンに魅力がないと書いてしまいましたが量産車として世界初となる「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」を採用した直列4気筒2.0リッターターボ「M139」型エンジンを搭載してるこのAMG SL43は新時代のAMGの量産車エンジンとしてシンボリックなものになるでしょう！
最高出力381ps／最大トルク480Nmなので試乗していてトルクが太いのでアクセルを踏み切ることは皆無であろうトルク感だった。
0→100km／hは4.9秒
最高速は270km／hでスペック的にはバカ速くはないけど申し分ない性能。この性能でありながら燃費も良く？WLTPモード燃費はリッターあたり10.6～11.2kmらしい。
レスポンスは良いし踏み込むとAMGのエンジンっぽい、それらしい逞しい低音がかすかに耳に入り気持ち良かった。これを「スポーツ」「スポーツ＋」「レース」「インディビジュアル」「スリッパリー」と変化させるとまた印象も変わるだろう。
けど、4気筒が8気筒みたいにはならんので・・・

2.乗り味

やや硬めの乗り味は昨今のメルセデスの特徴でこのSL43もそんな感じがした。
とは言え快適性を損なうものではなく緩やかなコーナーでそれなりのスピードで走らせてもらったがオープンにしていたがその安定性、快適性はさすがにAMGモデルだと思った。
気持ちいいコーナーワークはスポーツカーらしい足回りだと感じた。
気になったのは低速域でギクシャクすることが暫し有った。9速スピードシフトMCTとは言えATベースなのにまるでDCT見たいな振舞をしてちょっとびっくりした。
それと先代のSL400で装備されていたABC（アクティブボディコントロール）が搭載されていないのでしなやかさでは先代のSLの方が好感を持てた気がする。素晴らしい乗り味に驚き、終の棲carとするなら同世代には嬉しい乗り味だったからだ。ただ、スポーツ性が高い足回りが好きな人にはこちらの新世代AMG SLの方がしっくり来るはずだ。
変速フィールはスポーツATでやはりDCTみたいな切れ、ダイレクト感はなかった。
特筆すべきは車の塊感、剛性感、直進安定性能は物凄く感じた。（重さも感じるけど）
安心、快適、優雅にクルーズできるオープンカーだ！
それ故、大人の乗るオープンカーとして選択する価値はある。安定、快適、安全性に重きをおく人には惚れ惚れする乗り味かも知れない。それとステアリングフィール、握り心地が良かった。
重い車なのに身軽いハンドリングではあるけどせせこましいワインディングを走らせたい車ではなくシーサイドロードや道幅もある伊豆スカイライン辺りを走らすと気持ちいい車だと思う。
一番似合うのは都会の高速道路を優雅に走らせてる方が合ってるかなぁ・・・

気になるのは乗り心地の良さは先代SL400が良かったので助手席の人には硬いと感じるかも知れない。ドライバーは全然ｏｋです

3.インテリア

女性受け、ガジェット好きには好感度、ポイント高いインテリアです。

らしさとくるまにあを納得させてくれる。
覆われたメーターパネルは最近の液晶パネルをドーンと置いた車とは違ってPOINT高し！！
シートもホールド感が高くスポーツカーらしい。
反面乗りにくく、降りにくい車で車好きには許せても助手席に乗る奥方や彼女からは不評になるかもしれない。と書いていて昨日の奥さんは大丈夫かな？？なんて少し心配にもなった。

4.エクスリア

現行のメルセデスのラインナップらしい若々しいエクステリアは好みが少しわかれるかも知れないがスポーツカーらしいデザインだ。ただSLと言えばバリオルーフ（メタルトップ）と考えるファンも多いので幌による軽量化、低重心には寄与するもののメタルトップじゃなければ911カブリオレや他の車との価値、趣味性の差異を見出すのが難しい気もする。個人的にはSLはバリオトップ（メタルトップ）が好きです2シーターでいいのでクローズド、オープンのどちらも美しいクーペスタイルを堅持して欲しい。そんな欲望を満たす車がSLと言うイメージだったので・・・

5.まとめ

1.エンジン：★★★★☆
2.乗り味：★★★半☆
3.インテリア：★★★★☆
エクステリア：★★★★☆
乗り出し1700万超えで4気筒と思うと微妙ですが
素晴らしい最新の技術を搭載したエンジンとSLとは思えぬ燃費性能
安心、快適、安全性、重厚、優雅にオープンカーを乗りたいと言う方
メルセデスファンには最安価なSLモデルで有りと言えば有り。
新世代SL

(´ε｀；)ｳｰﾝ…
ﾏｲﾙﾄﾞｴｽｴﾙ.
有りかも

きっと上位モデルはAMGらしい狂暴なモデルなんでしょう

全長：4700mm
全幅：1915mm
全高：1370mm
車両重量：1810kg
エンジン：直列4気筒2.0リッターターボ
最高出力：回転数：280kW（381PS）/ 6750rpm
最大トルク／回転数：480Nm（48.9kgfm）/ 3250-5000rpm
価格：1648万円

気分はタイアップで