平等院を訪ねて【番外編】 - 黒花蝋梅・花の寺、恵心院 -

平等院の藤棚は見頃過ぎでしたが店先の藤の花は綺麗で...

平等院もそれほどでもなかった。
悪天候で能登周遊ロードトリップは断念したけど今般の地震を考えれば結果良かった。
今年は近場で楽しめたGWでした。
印象に残ったのは地味ながら花が目立ったお寺「恵心院」
ボランティアで観光案内をしていた女性とのふとした交流もいい思い出になりました

花の寺、恵心院

平等院から朝霧橋を渡り、福寿園、亀石楼まで歩いた。福寿園でもスイーツを食べようかと思ったけどさすがに抹茶ソフトを食べたばかりなのでＵターンして、予定通り宇治上神社、大吉山展望台に向かっていると真言宗のお寺が目に留まった。
宗旨のお寺さんだし寄り道し参拝することにした

『ボランティアで観光案内してるんやなぁ』こじんまりとしたお寺さんなので派手な看板が余計に目を引いたのだがその先に
「手を合わせ　親の姿に　子が学び」と記されていてなんか胸に刺さった

恵心院は、真言宗智山派の寺院で本尊は十一面観音。豊臣秀吉、徳川家康の屁護を受けて整備され、現在は本堂のみとなっているが「花の寺」として知られている。
境内にはこじんまりとではあるが色んな花が咲いてて写真を撮ってると大きな声で誰かを呼んでる女性が後ろの方から近づいて来た。
「お姉さん、お姉さん」
どこにお姉さんが居るんやろ？と思いながら振り向くと
「あっ！」
どうやら俺を女性と思ったらしい。
黒花蝋梅が有ると教えに来てくれた。
どうやらこの方はボランティアの観光案内をしている女性のようだ。

クロバナロウバイ

蝋梅と言えば黄色で見頃は過ぎてるはずだが...
これが蝋梅？不思議な花に見えた。

女性と花の話や世間話で盛り上がった。
昔、京都の長岡天神に住んでたことやら以前の居住地に知り合いが居られるそうで学校の先生をしてたそうだ。
「もう70歳になるけどねぇ～」(笑)
ボランティアの女性は恐らく後期高齢者くらいの人生の先輩に見えたがしっかりとした口調で楽しそうな顔を見てると思わず話も弾んだ

花めぐり、人めぐり

花の話、世間話をしてるといい香りがして来て
「バナナの匂いがするでしょ！」
『ほんまや！！』
「あれあれって」言われても分からずにいると
指さして教えてくれた。どうやらカラタネオガタマって言うモクレン科の花のようだ。

綺麗な花手水見つけて女性に聞くと花手水の事は知らないようで話がかみ合わなかった。


俺が花手水の事を説明すると
「あ、それは水子供養なのよ！」
『あぁ、そうですか！』話を合わせた
ニコニコ笑う女性に見送られて宇治上神社へ向かうことにした。

ロードトリップやドライブ先での人との出会い、交流ってちょっとした楽しみにもなってる。普段、家で話をしない分、外出先で話をすると気分も晴れる。
年老いてボランティアで観光案内をする女性もまた観光客との交流で似た様な感情を抱いてるのかも知れないな。
妙に納得して歩いてた。
元気でないと人生おもんない。
近頃、還暦過ぎてから子供っぽくなってドライブ先ではしゃいでしまう。
ま、ええわ！
元気出るから

出来るだけ長く元気だして行こう!!

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