ＢＭＷ Ｍ４Coupe試乗

まるでＡＭＧみたいなＭモデル。

サーキットや高速走行、クローズドの広い道を走るなら爆音を響かせ、そのスピード、パワーを
楽しめるでしょう！
けど、普通のドライブを念頭に置くと
スカイライン、峠道を走るのならＭ１３５やＭ２３５が楽しめる気がしました。

それはきっと
気楽とかカジュアルとかお手軽にと言う
ニュアンスになるかも知れませんけど（笑）


カッコもいいし、迫力もあるし車好きなら憧れるＭモデル


やっぱり憧れちゃいますよね！

長距離走行は乗ってるとこの手の車って疲れるんちゃうか？みたいな気はしました。
まぁ、窓を閉めれば遮音性高いので問題ないことかも知れませんね！

印象的なのは直６エンジンと言われないとエンジンを掛けてエキゾーストノートを聞いてると
Ｖ８ターボだと言われたら信じるしＶ６ターボだと言われても信じる。
これ、ほんとに直６なの？！って思った。

いろんな評論家が居る中であんまり日本の自動車評論家は触れていません。

ここら辺りを清水氏ならまた、
「直６だかＶ８だか分かんないよね」って
冷たくコメントしそうに思ったんだけど楽しそうに試乗して居られた動画を見ると
こういうのが好みなのか？はたまた・・・

で、悪いのかいいのかと言うと
俺的には、有り無しで行くと有りと思います(笑）

会場に戻る際、高速を下りてから試しでドライバーシートの窓を閉めましたが
それ以外は開けっ放しでＭ４の排気音を楽しみました。
シフトダウン、アップ、減速時の爆裂音はＡ４５ＡＭＧを思い出しました。

物凄いど迫力の排気音はうるさいと感じるか迫力があっていいと感じるかは
十人十色で、こう言うのが好きな方にはたまらん、おもしろい車。
旧来の直６エンジン好きの方は...？

俺のイメージでは直６エンジンを楽器に例えると管楽器でＶ８エンジンは打楽器かな？
なんて勝手に思っていますがこのＭ４の排気音はまさに後者です。

特筆するのはやっぱりシャーシ剛性なんかはＭ２３５より数段上なのでしょう。
俺の尻センサーにもしっかり感、塊感が伝わって来ました。
シートもがっちりしていていいと思いました。
ちょっと意外だったのはちまたで言われてる様にターボラグ、アクセルレスポンスが加速時に
あれっ？なんて思うことがありました。

ただ、踏み込んで行っての気持ち良さ、加速感はありましたし派手なエキゾーストノートが
鼓膜と身体に響いて笑みがこぼれました。
ま、Ａ４５ＡＭＧの時もでした（笑）
車好きのおもちゃ的な感じで楽しい。
迫力あって楽しいし直６かＶ８かよくわからん車だけど楽しいからいいか！
みたいな感じでした。

ＤＣＴはダイレクト感と言うより速い、ショックレスでタコメーターやシフトポジション表示を
見て判断しないとまったく分かりません。

乗り味はインフォメーションは豊富だけど不快感はなく高速走行時、コーナーリングの安定性に
寄与してていいと思います。そう言うモデルですから・・・
が、同乗者はどう感じるか？これは不快と思うかも知れません。
やはりゴツゴツとギャップを乗り上げた際に衝撃が伝わります。
一方で、トラクション性能は当然でしょうが高いなと感じた。

ブレーキはしっかりとしていい感じで効いて安心感も十分です。
初動のアクセルレスポンスは過敏、スタートからスピードが乗るまで他のＮ５５モデルより更に
アクセルワークはデリケートにする必要がある。

ハンドルの手応え、重さは調整できて適度に重く、ドライバーをその気にさせてくれる。
車が大きいのに軽量化のおかげでキビキビと軽快、シャープなハンドリングだと感じました。

それとスピードが乗って来て加速して行くときの高回転域でのエンジンフィールと爆音が
なんだかターボを感じさせないＮＡチックな気持ち良さを俺は感じました。

エンジン：★★★★☆　
超パワフルツインターボは過激でエンジンのメカ音を楽しむどころではない爆音の排気音は
好みは分かれるが特徴的だった。試乗レベルの走行時間ならおもろかったし楽しめた。

インテリア：★★★★☆
地味ながらも若々しいインテリアで好のみ。シートも座り心地は良かった。
けど、ホールド感はＭモデルにしては特筆するものではないと感じた。

乗り味：★★★★☆　
スポーツモデルとして十二分です。硬すぎずしっかりしている。ギャップの収束もいい。
但し、これはドライバーとしての感想。

エクステリア：★★★★☆
フロントフェイスは正直、好みではありませんがサイドフォルム、リアビュー
旧型Ｅ９２よりもエレガンスさを増してかっこいいとは思います。
それとＭモデルならではの純正４本出しマフラーはやっぱりカッコいいですね！

担当者に聞くと乗り出し１３００万は切るとのことでしたが高くってサラリーマンの俺にはしんどすぎるお値段です。

想像ですが今回、Ｅ９×系ＭのＶ８モデルから３０００ｃｃの直６ツインターボに
ダウンサイジングするにあたって
既存の直６ターボ(Ｎ５５型）との差別化、それと前モデルと６３ＡＭＧとの評価で
エンジンの官能性においてＣ６３ＡＭＧモデルが積むＭ１５６型６.２リッターＶ８エンジンが
専門家の間で評価が高かったことから、かなり意識した車作りになってるんではないかと試乗中に感じました。もしかしたら、苦労した。

そして、エンジン屋ＢＭＷ、Ｍ社としての答えがここに...
評価は如何に。

駆けぬける歓びはＢＭＷなんです


おさらいです

ＢＭＷ Ｍ４Coupe
ボディーサイズ：４６８５×１８７５×１４３０ｍｍ（全長×全幅×全高）
新開発のＳ５５型直列６気筒３リッターツインターボエンジン
最高出力４３１ＰＳ(５５００-７３００ｒｐｍ）
最大トルクは５６.１ｋｇｍ(１８５０-５５００ｒｐｍ）
価格１０７５万円（６速ＭＴ）、１１２６万円（７速ＤＣＴ）

かっこいいです！
そしてハンドルを握り運転するのが楽しいでしょう！！

それにしても帰路、自分の愛車の排気音が聞こえない！？
鼓膜やられてもうた。。。(苦笑）

なんだかんだで

おもろかった試乗、Ｍ４はエクステリア、排気音ともに迫力もあって
サーキットも速いだろうしいい感じではありました。
こんな高級車が買える人が羨ましいですね！

ただ、出ると噂されるＭ２はＮ５５エンジンとのもっぱらの噂なので
直６好きで過給器付きモデルに移行を検討されてるＮＡモデルのＭ３乗りの方には
サイズ感、エンジンフィール共にＭ２が本命になる様な・・・

気がしたりなんかしながらＭ２３５のアクセルを踏み込み

「かわいい音」けど、こっちが俺には合ってるかも（笑)

とにかくニコニコの楽しいＭ４試乗でした！

 

改めて結論！ＢＭＷはドライビングプレジャーなんです