寂し気なM2

ショールームはＤセグメントの王道、人気モデル、BMWの基幹モデル新型3シリーズの内覧会で盛り上がっていて、G20の人気でお客さんで賑わっていた。

8シリーズも有って、俺もにこにこでショールームの車を眺めてて
おっ！M2が展示されてる近くで眺めてて、『あれっ！？コンペティションモデルちゃうやん！』そばに居てた元担当のKくんに尋ねると「コンペティションモデルはありません。。。」
せっかく初生M2コンペティションを見れると思って喜んでしまったが・・・
残念
なぜ、コンペティションモデルじゃないM2が展示されてるのか詳しく話を聞くことはしなかった。多分、見込発注した車が売れ残っているので展示車として置いてるんだろうと言うのは察しが付いた。コーヒーを飲みながら3シリーズの試乗車が戻って来るまで、Ｋくんと話しをしてて

『M2買った人から文句とかぼやかれんかったか？ちょっとM2コンペティションはそりゃないやろ！って思うで。』
「ええ・・・」言葉を濁しつつ苦笑いのＫくんだった。
Ｍモデルを買うBMW好きにとってはやはり、後発でＳ型エンジン搭載車が出てしまってはN55をMチューニングされた車のフィールを気に入っていても面白くない話だし、BMWに裏切られた感を抱くファンも多いだろうから。
「そうですねぇ。・・・こないだもM5を買っていただいたお客様からそのあと、M5コンペティションが出て、それはないやろ！！って言われちゃいました。申し訳ございません。と謝るしかなかったです。」ちょっと辛い話に神妙な顔のＫくんだった。

話しをしながら前モデルとなってしまったM2を眺めてると初老の方が興味深そうに見てた。中に乗り込んだり、ボンネットを開けて写真を撮ってにこにこしてる。
この人はBMWに詳しいんだろうか？？
別の営業の人と話しをしてるのを聞いてると、昔335に乗っていて、BMWの直６エンジンが好きなことを説明されているのを聞いて、妙に親近感が沸いて来た。

開けられたボンネットはちゃんと閉まってなくって俺、自分で閉めようかなって思いつつ、コーヒーを飲んでた。化石エネルギーから電気へと移行する過渡期でいろんなモデルが出るけど、それにしてもBMWファンの気持ちを考えてどうせＳ型エンジンを搭載するなら、最初から出せば良かったのに。

ぼんやり考えてたら、試乗車が戻って来た。
Ｇ20の３シリーズに話題は移り、旧モデルとなった寂し気なM2が少し不憫に思えた。人気モデルのはずなんだけど、M2コンペティションが出る前よりM2を見掛けなくなった。たまに見かけるのが2シリーズクーペ。。。
箱根辺りに行くとたくさん走ってるのかも知れない
コンペティションのインプレ見てると....
直６ターボの気持ち良さは激しく同意するとこだけど、微妙な気持ちだ。

まぁ、しゃ～ないんだけど