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ドライブまにあ「花鳥風月」_matsu's BLOG_

ポルシェ911でのドライブや好きな車の話と日々の人生日記です。 The Drive of Life,Your smile calls the fortune, since 2010

H&R Sport Springs インプレ

先週末に飲み会があり同世代の同僚とオーディオ談義に花が咲いた。
カートリッジの話や高級スピーカー、アンプやカセットデッキの話をしながらやけに盛り上がってしまった。ちょっと若かりし時代が蘇るとともに皆、同じ様なことをやっているものだと思ってしまった。車弄りも同様ではないだろうか?

と言うことでH&R Sport Springs に交換してから1668kmはドライブしていろいろ試した結果のインプレを当ブログに記しておこうと思う。
  
なんと言ってもスタイリッシュになってリアディフューザーを交換したこともあり俺的には外観的には満足している。もし、オーナーの方々に参考になるようでしたら幸甚です。
 
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H&R Sport Springs インプレ

1.当初の想い
納車前からBMWのラインナップの中でもタイヤとフェンダーのクリアランスが あるM235に密かにある程度乗ってからローダウン用のスプリングを入れてみようかと 言う想いがあった。
車高調への変更はどうも金銭的にも気乗りせず、アダプティブMサスペンションは電子制御式ダンパーが 装着されており交換するのを躊躇していた。
そもそも乗り心地、衝撃吸収力、走行安定性になんら不満がなかったからだ。
でも、不満はやはりフェンダーとタイヤのクリアランスがちょっと有り過ぎだと言うこと(苦笑) とは言え最近のBMWのラインナップはF型のモデルからMモデルすらフェンダーとタイヤの クリアランスが広いことから設計的にも現在の純正の車高が最適解であろうなと言う気がしていた。

2.踏ん切りのきっかけ
昨年のウィンターチェックを受ける際に担当のAさんとの会話の中
「日本仕様は本来の車高より1cmくらいは車高を高い設定にされてるはず」とのコメントを聞いて
『逆にスプリング交換して10mm程度ダウンは有りやね!?』俺
「全然、有りと思いますよ!実際、そう言う依頼がありますし・・・」
『交換してくれるの?』
「はい。。車検対応の高さのローダウンなら。」
この時、俺はスプリング交換をトライする腹を決めた。

※注記:日本仕様は本来の車高より1cmくらいは車高を高い設定にされてる。
               このコメントを立証するエビデンスは持ち合わせていない。

3.スプリングの選定
どのメーカーのスプリングを入れるか少し迷ったがH&Rスプリングにした理由として
(1)スタンダードバージョンとロアバージョンの2種類がある。
①F22 M235i用 F:15、R:15 mm ダウン
②ロアーバージョン F:25、R:25 mm ダウン
この製品ラインナップから標準のスプリングなら15mmから25mm以内に収まる。はず(笑)
俺的には15mmから20mmくらいのダウンがビジュアルと走行性能の著しい変化がないまさに
落とし所ではないかと推察した。よって落とし所の最適ダウン数値と2種有ることからダウン量の
確度が高いと判断した。

(2)最近のBMWとH&R社の関係
①BMWモータースポーツともパートナー契約を結びBMWモータースポーツの車両にスプリングが採用されていること。
②M235i Racingにも、H&Rスプリングが採用されている。
上記の2点からもBMWのラインナップ中でM235とH&R社ダウンスプリングの相性、テスト走行等が十分された上での商品ラインアップされていると推測できる。
交換するならH&R Sport Springsが望ましいと判断した。

4.インプレ
(1)乗り心地
特に問題はないがやはり車高が落ちたことにより路面からのインフォメーションは純正のスプリングと 比較するとやはり多いし振動も増えたとは思うが突き上げ感や道路の継ぎ目、ギャップに乗り上げた際の衝撃は不快には感じず、個人的閾値を満足している。

(2)高速直進安定性
問題なし。それなりの速度域でも張り付き感がありノーマルと比べても劣化した感はなくむしろ安定性が増した気がする。(ローダウンによるメリットは当然あると思われる)

(3)コーナーリング時の安定性
問題なし。コーナリング時のギャップもそれなりにいなす適度な柔軟性はあると感じられる。
また、これもローダウンさせることによって当然ではあるが車体の挙動、ロールが減少し且つ、ドライバーの目線が低いこともありコーナリング時の安心感は増した気がする。

(4)ハンドリング性
軽快になり、レーンチェンジでは安定性が増すとともにダイレクト感も増した。また、若干ハンドルが重くなりノーマルよりも好みな重さ加減となった気がする。

(5)長距離走行時の疲労度
特に問題なし。
但し、俺の場合です。長距離ドライブ慣れしてるし変態に近いドライブまにあなので考慮要す。

5.総評
★★★★☆ 星4つ ぼちぼちいい気がする。
コストパフォーマンスは高いだろうしストリートユースの方で少しローダウンを希望される方は
安価に出来て満足度が高いだろう。
その逆でサーキット志向、ここまで下げたいと言う車高が有る方には落ち具合が調整できないので不向きではある。
とにかく、電子制御ダンパーは優秀で多少のローダウンを許容してくれていると思う。モード切替により衝撃も緩和される。コンフォートはやや純正時のスポーツモードに近くなるが路面フラット、それほどのギャップやうねりがなければ十分にコンフォートと言える乗り味に思える。また、スポーツモードはトラクションが向上しつつも不快な乗り味ではない気がするが純正時よりややハードな方向に振れているのは間違いないだろう。
ただ、後部座席に乗車する機会が多いオーナーはそれなりの検討が必要であろうと思う。
更にダウンすることになるし乗車される方の印象は分からない。(乗り味の好みも含めて)

6.想定されるリスク
(1)ダンパーの寿命が短くなる。
(2)車底を擦る恐れが高くなる。
(3)車体の揺れが増すことから部品類に悪影響を及ぼす可能性は否定できない。
(4)ディーラーでの対応、保証、車検(現状、大丈夫と思っています 笑)

7.あとがき
気に入らない場合はまず純正に戻すことをお奨めしたい。
いずれにせよ車弄りはオーナーの自己責任であり、メーカーが推奨、設計コンセプトから導き出したバランスを崩す行為であり万人が好む乗り心地から少し外れてしまうのは間違いない。
足回り、マフラーの交換は一歩間違えば泥沼にはまってしまう恐れが高い。

どんなアフターパーツも評価はオーナーの好み次第であり、明確な不満が無ければ交換したりするのはやめておくほうが無難だ。
 
メリットだけが約束されたチューニングは無いということ。

=====
最近のBMWは乗り心地がすこぶるいい。言い方を変えるとソフトになっているが一方、ストローク量が増えたせいかフェンダーとタイヤのクリアランスが広い事を嫌う方は多いようだ。
年明け後、ショップに連絡したら国内在庫切れとの回答に思わずやはり皆、少し落としたいと思う方が多いんだろうと理解した。そして思わず笑ろた(笑)
ちなみに交換日の当日も俺の次のお客さんは4シリGCに車高調装着の方だった。

ドレスアップにH&Rスポーツスプリングは有りと判断しています。
バネのへたりなんかよりダンパーのライフが少し気になりますネ(苦笑)
 
 
交換前



交換後

劇的変化が薄い(笑)

2015.2.17ドライブまにあ「花鳥風月」

 

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