お彼岸の今日は予定通り墓参りに出掛けた。
混雑するのは分かってたので早めに出掛けたがそれでも
朝から駐車場の入り口で駐車スペースの空くのを待つことになった。
思ったよりもすぐに車を停めることが出来てすんなりと車を停めて墓参りをする。
いつもは静かな場所なのだけどお彼岸だと賑やかな風景で
鮮やかな花が目に飛び込んで来る。
墓の前で親父とおかんに挨拶
念仏を唱える
南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛
心穏かな日、時が過ぎてく気がした。
鬱陶しいと思ってた両親が居なくなって初めて感じる淋しさってある。
生きてたら話したいこともあったのに・・・
なんて思いで墓石の下で眠る両親に心の中で語りかけてた。
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うちの墓石のぐるりの草抜きを終えて駐車場に戻るときにはさっきよりかなり
大混雑で駐車場には車の行列が出来ていた。
周りを見て山手側にある墓場の墓参りをする家族を見てて墓場の島に上陸してるように
見えて来て何だか昔の曲を思い出した。
墓場の島へ行った
って根津甚八が語り口調でドラマの中で唄い出す。
ドラマ「男たちの旅路」第3部、第2話「墓場の島」の中で根津が唄っていたのが印象深く俺の心の中で残ってたのだ。
当時は若造くんって言うよりもう、それこそガキだったんだけど歌詞とこのドラマが結構、おもしろくってずっと見てたのを思い出してしまった。
根津のこの曲を聴いて後にレンタルレコード屋で「ルピエロ」ってレコードを借りてカセットテープでよく最初の車のカーステレオでも聴いていたっけ(笑)いい曲が多くって中島みゆきとかの曲が入ってて根津甚八のキャラにマッチしてイイね!だったんだ。懐かしいなぁー。ドラマ自体もメッセージ色が濃いものがあったのだけどこの歌の歌詞も何故か心に残った。
根津が演じたヒット曲シンガーが方向性や曲のプロモーション等の不満から舞台で引退宣言をするつもりだったのが結局言えなかった。そんな話の流れだけど特攻隊上りの死ねなかった鶴田浩二がやけに糞ジジイながらも味わい深い演技。まさにはまり役だったのだけどどうやら脚本家の山田太一に相当、自分の希望を取り入れてのドラマだったようだ。
当時、解散宣言したキャンディーズもこのドラマに出演してるのでこれまた感慨深い。
人生はドラマだなって(笑)
それとドラマはその人が作り上げて行くものだ。
墓場の島
死ねばただの土くれにもどるだけだと
身に沁みている
墓場がなんになるだろう
花や線香がなんになる
死んじまえば終り
死んじまえば終り
どうして俺はここへ来た
風の音 みさこの声じゃない
波の音 みさこの声じゃない
ひとり墓場の島で
何故かこの歌詞が今、響き蘇った。
死んでしまえば終ってしまう
終るまでにどれだけ自分らしく生きれるか
人生を出来るだけ悔いないように・・・過ごす。
ドライブまにあ
日々燦々 / 墓場へ行った
そんなことをばくぅっと考えながら車に乗り込んだ。