書き損ねてたブログを思い出した。
昨日は日中はいい天気だったのに夕方になって雨が降り出した。
帰路、傘が飛ばされそうな突風が吹いて傘を思わず閉じて道路に
目をやった。
こないだ事故の有った交差点付近で気になって目を向けた。
花束が置いてないかずっと確認してた。
この日も花束はなくいつもと変わらぬ風景だった。水しぶきを上げて車が通り過ぎてくのを雨に濡れながらながめてたんだ。横殴りの雨でシャツもズボンもずぶ濡れになったけど（苦笑）
どうやらあの時の子供さんは大事には至っていないようだ。
ぼんやりと自分の事故を思い出してた。
俺の時は...
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＿/＿/＿/＿/＿/＿/BMW M235i ＿/＿/＿/＿/＿/＿/
二十歳の頃だった。
付き合ってた彼女と結婚したいなって漠然と思っていて、まともな仕事に付かないとって思って働き出して暫くしてから、土曜の休日出勤だったはずだ。たぶん...
朝、遅刻しそうなのでイライラ、慌てて車を走らせていたと思う。信号が赤に変わる瞬間に交差点に突入したら、俺の車の進行方向を見ながらヨーイドンする様に走り出した子供が居た。
慌ててブレーキを踏んだが全く間に合わず、ランドセルをしょった子供が俺の車のボンネットに載ったかと思ったら、子供は宙に舞ってくるくると回転を始めた。
不思議なんだけどその回転がスローモーションで俺には見えてたんだ。
そして、子供がゆっくりと地面に落ちた。
ギアをバックに入れた。（とっさに逃げる事を考えた）
が、ニュートラルに入れて子供（少年）の様子を車内から伺っていた。
僅か数秒、数分で俺の人生、どうなんだろうなんて頭を過ったような記憶がある。
アッと言う間に人だかりになって、車から下りて子供の方に向かう途中で子供が立ち上がって笑った。（えっ！？もしかして大したことないの？？）
『大丈夫か？』子供に俺は声を掛けた。
立ち上がった子供がまたしゃがみこんだ。
救急車が来て子供を乗せて行った。
現場に残された俺はその後、すぐに来た警察の人と現場検証。
メジャーを持ってどこらへんでブレーキを踏んでどこらへんで子供と接触したかとか・・
だったかな？信号無視による人身事故、100％の過失。
幸い子供が背負ってたランドセルがクッションになったらしく、奇跡的に軽傷だった。
何回も病院に見舞いに行ったが門前払いだった。親御さんから本人が会いたくないって言ってると言われ、示談の話も難航していて保険屋の人から直接、見舞いと謝罪した方がいいと勧められた。被害者のお父さんの仕事が車関係の仕事をされてるとも保険屋のおじさんから聞いた。子供さんは1週間くらいで退院したので、親父と一緒に被害者の自宅にお見舞いに行った。
自宅に上げて貰って子供さんのお父さんに詫びた。子供さんの頭に10円ハゲが出来たから慰謝料として何百万か保険とは別に払えって話だったと思う。
最低、100万円だったかな？
被害者のお父さんからボロカスに言われてて隣の親父は黙って頭を下げたまま、顔を上げずにただただ被害者のお父さんに謝っていた。
確か「慰謝料を払わなければ示談もしないし、裁判沙汰にしても慰謝料を貰う。」
みたいな話をされていたと思う。
「あんたとこはお父さんも息子さんも働いてるんやから払えるやろ！！」
「なんやったら出るとこ出て話をしようかぁー！！」
ウチはそんなに裕福でもなく、親不孝ばかりしてた俺はいたたまれなくなった。
しかも、頭から血が出てたわけでもなかったし..
俺の腹は決まった。
『わかりました。出るとこに出て話をしましょう。〇〇さんが思ってるほどウチはお金ありませんから・・・』
「なんやったら弁護士、紹介したろうか？ワシ知り合いが居てるからな」
『いえ、友人の知人に弁護士が居てるので、そちらに頼むことにします。』
親父ととぼとぼ帰りながら、事故の事を詫びた。
いつも親父に迷惑を掛けてる自分が情けなく、辛かった。
親父は何も言わずに黙っていた様な気がする。
ただ黙々と二人で歩いていた。
その日の晩、保険屋のおじさんから電話があった。
「matsuさん、相手の方が示談するとおしゃってます」Ａさん
『Ａさん、ありがとう』
電話の話では俺の物凄い形相、迫力にびっくりし、負けた
と言うような話だったような記憶が残ってる。
幸い大したケガでなく良かった。
電話を切り食卓に戻って
『お父ちゃん、相手の人が示談してくれるって言うてるらしい。』
『迷惑掛けてごめんな』
「・・・うん。」親父は好きな酒も呑まずに黙ってご飯を食べてた。
事故を起こす人、起こさない人。違反で捕まる人、捕まらない人。
違いは何かあるものだ。
事故を起こすのは必然の何かがある気がする。
後に振り返ると、そんな想いを強く感じる。
当時の俺ってブログに書けないくらい無茶苦茶な運転してたものな（苦笑）
天罰覿面 ってやつだ。
決して運が悪いわけではない。
違反や事故が運が悪かったって思ってやり過していたら、きっとまたやらかす。
そんな気がする。
以前も書いたけどドライブまにあなんて気取ってブログやってるからにはもしこの先、事故ったら車を下りる覚悟はして運転しないとな...
教訓、自戒の念を込めてブログに記しておこうと思う。
ブログを再開してからブログに冗談みたいに書いてるけど、ギャグではなく運転しながら念仏を唱えるようになった。神様に無理は頼めないけど、
仏さんには無理言えるかな（笑）
キーボードを叩きながら当時の記憶が蘇り、親父の顔を思い出し、涙が溢れた。
ドライブまにあ
日々燦々 / 人撥ねたことありますか？
罪の宝石 / TK from 凛として時雨
無事故、無検挙でよろしくドライブまにあ
