The new 911 Debut Fair.初見992初試乗！

帰り際に担当のＫさんから貰った歴代911コースターセットと雑誌、それとパンフレットも

今日は昼から梅雨の晴れ間になった。
本当なら今日から旅行に行く予定だった。去年同様に社内旅行で北陸に行くはずが一昨日から左頬が腫れて来て、ぱんぱんになった。旅行はキャンセル。
ほうれい線が消えて張りが出て良かった良かった
ちゃいます
って事で歯科で口内に出来た膿腫を昨日のうちに切って今朝は腫れもだいぶひいて、回復して来たので来週行くつもりでいたニュー911を見に行く事にした
これも運命じゃ〜（笑）

開店間無しの10時過ぎにはもう店内で談笑してるお客さんたちが居て、びっくり！！何時から来てんの

ショールームで白もいいなぁ～！なんて写真を撮ってたら991.2なのに気が付いた。
まぁ、それくらいわかりにくいんですわ


リアフォルムは個性的と言うのか特徴があるのですぐ分かります。
やっぱりこの紺色は綺麗だわ！ゲンチアンブルーって言うらしい。ややこしいネーミング。。。
俺のダークブルーメタリックなんて単純、明快な色と違うようです。
顔見知りの女性と暫し立ち話で992をなめるように見つめながら992談義に花が咲き、試乗車の順番を待つ事になった。
担当のＫさんもやって来てコーヒーを飲みつつ挨拶を交わした。
そして、この日の2番目の試乗の順番を引き当てた？
とりあえず到着間もなく試乗出来る事になった

軽く国道を走っての俺のファーストインプレッションですが...
結論から言うと
(・∀・)ｲｲﾈ!!

なのです。

補足すると、992はライトサイジング型3リッターエンジン搭載の911としての完成形と思っていましたが、想定通りの仕上がりにある乗り味とフィールと思いました。
エクステリアはレトロ、モダンでインテリアも然りでした。

質感も高く、ライジングコンソールを更に豪華な液晶パネルとスイッチ、モダンなデザインに昇華しいい雰囲気と高級感が出ています。

メーターにも液晶パネルが採用もされつつ昔のメーター配列デザインの横一直線の5連を採用。
ステアリングを握っていて気分も良くなります。
で、試乗したカレラＳのファーストインプレッションは

1.エクステリア
どうかなぁ～って思っていたリアランプ、リアテールのデザイン含め、カッコいいです。めちゃモダンで宇宙船みたいな後ろ姿です。しかし、フロントフェイスはボンネットとフェンダーの切り方がいかにも993へのリスペクトと言うのかオールドなデザインを今風に取り入れ、カッコ良く見せて991のフォルムを継承していて気に入りました。
試乗車はスポーツエグゾースト装着車ですが、やっぱり4本出しマフラーの方が好みです。このオーパールなデザインを見てるとアウディのＲＳラインの車に似てる気がします。
ドアノブも未来的でいい感じでした。

（俺の次の試乗をする前に奥さんと992の記念撮影する方が居られて微笑ましく、仲睦まじい姿もいいネ！です）

2.インテリア
これは前述のとおり、かなり上品な豪華さと装備、スイッチ類の多さ、ドアやサイドウィンドウ、ドアミラーのスイッチ類を見てても一新されており、かなり高級車に見せてくれます。
えぇーーっ、、、元々高額車でしたが高級車にはちょっと違う感がありましたが991から更に高級車感が滲み出て、シートやダッシュボードも高級感が増した気がしました。
ただ、革シートの質感は俺は以前の方が好みです。しっとりした感じですので・・・
大型の液晶モニタで見るナビは少し憧れてしまいます。
操作系もかなり液晶パネルにより操作することになるようで、面倒と感じる方も居るでしょうし、ちょっとややこしい感じがしました。
それとセンターコンソールのピアノブラックの化粧パネルも指紋や汚れが気になるところです。全部、カーボン調でも良かったんではと思います。
とにかく変わった感がエクステリア以上に有る気がしたインテリア、装備です。そうそう、シート倒すレバーも紐タイプの革を引っ張るんです。なんか違和感が...これって軽量化！？コストダウン？？なんて

3.エンジン
ターボ色が薄らいで991.2ほど過給音がキューン、キューンとは聞こえません。自然吸気風の回転フィールにしようとしてるのか軽やかな回転フィールと洗練された感がしたエンジンでした。
担当のＫさんの解説ではタービンの回転を最適化してるとの事でした。
ややジェントル、大人しい感じのエキゾーストノートもスポエグをオン（タッチパネルで設定）するとかなり変化を感じ取る事が出来た。これは室内で聴いてた音量がかなり変化してます。
それでもやはり過給機が付加されることでどうしても低音、こもりがちな音質ではあります。それでもいい音！少し乾いた音を出そうとしたなって感じでした。
室外では聞けてないですが、車内ではそれほど悪く感じなかった。これは欧州ではPF（パティキュレートフィルター＝微粒子除去システム）の採用が義務付けられているが、日本仕様には義務付けられていないため装着されていないためだろう。サウンドも過給機が付いてる割りにはいい音と感じた。

4.乗り味
これはもう991からですが路面状況が良ければ高級サルーンに乗ってるか如しでめちゃくちゃ乗り心地がいいです。そして、剛性感が従来通り高く、まさに日常使いが出来るスポーツカー。
グランドツーリングスポーツカーに更に磨きが掛かったな！と言った印象です。
担当のＫさんの解説によるとエンジンマウントの位置を従来より17cm前に位置することです。かなりポルシェＡＧの社内でも揉めたそうですが今回の992で911でやろうと考えていたことをやり尽くした。と言うのがポルシェAGからの説明（営業マニュアル？？）の様です。で、要はＲＲと言うよりも991以上に物理的にもですが、ミッドシップな乗り味に感じました。なので、昔ながらのRRが好きな方々には991以上に911らしくない乗り味と感じられるんではないかと思いました。
変速ショックも更になく、滑らかで...安楽、安心。
50㎜近く俺の991より大きくなったがサイズより乗っていて小さく感じた。こう言う感じに思うのは車がいい事が多いのだ（笑）

過去最高に洗練された乗り味

5.まとめ
総括として最新は最良のポルシェ、911だと思います。電子デバイスの効果で快適、安心、安楽なグランドツーリングスポーツカーとなり、しかも速い。
最新、最良、安心、豪華、絢爛。それを望むなら間違いなく992は最適解。まして、3リッターターボ、ライトサイジングターボ搭載車の完成形であり、991.2のオーナーでお金に余裕が有れば迷う事なし。でしょうが何かしらスパルタンさを求めてたりすると991.2も有りだと思ってしまいます。単純にスポーツカーらしさを残してるのは旧来のモデルの様な気がします。
自然吸気エンジンに優位性を感じ、求める方は当然ながらGT３系を待つより仕方ありません。
それにしてもカレラＳで1666万円、オプションを考えると乗り出し2000万円は必要だと考えるとずいぶんと高くなり、本当にお金を持ってないとオーナーにはなれない車になったのは寂しいところです。
いい車でした。
現車はめちゃカッコ良く自然に見えた。そして、良くも悪くもエンジン、乗り味、洗練された911だなぁ～と言った印象です。また、今度高速試乗をＫさんと約束したのでその時は別途、詳細なインプレが出来ればと考えています。

闇夜にこのリアテールランプが浮かんだら...
ちょっと楽しくなりますねUFO!!みたいな帰り道に自分の991.1を乗ってると、これはこれで有りだし、自然吸気エンジンとソリッドな乗り味、変速のダイレクト感、キレってこっちの方がスポーツカーっぽい。
そんな気もしました。
911、辿り着く先にある最良の普段乗りができ、最高のドライブカーとなる車。


気分は...ポルシェセンターはまた新しい女性が増えてた。
綺麗な女性ばかり揃うし、Ｋさんの会社はきっと儲かってるんやろなぁ～
なんて事を考えてしまった。
利益率高いポルシェ、恐るべし。


もとい、素晴らしい