走るからにはリスクがある。

左フェンダーの向こうに鹿の首が見えた瞬間、車の前方に走り出して来た鹿をよけきれずに右側のバンパー付近にぶつかった。
鹿の方は何処かに消えてしまって車を停めて前方を確認して相棒が思った以上に損傷しているのに気が付いた。 パッと見た感じではバンパーだけかと思ったが右側ヘッドライトも損傷していた。
『あぁ、もう車下りよかなぁ。。』避けれんかったんか？俺！！自問自答する。

しかし、スピード出ていたらどえらい損傷になってたろうし鹿が吹っ飛んでる事になる。
相棒の姿を見て、嫌な気分になると同時に鹿は大丈夫なのかなぁ・・。それと愛車、相棒をこんな事にさせてしまって反省しきりだった。

警察に電話しようかと思ったが、鹿は居ないし車でこの先、家に帰る事が出来るのか気になり始めていた。
車内に戻り車両状態をチェックすると「異常なし」の表示でとりあえず外観のみなのかと考えつつ、さらに相棒の状態を見て見るとバンパーから水が滴ってるのを確認し、ヤバいかも知れないのでBMWのメカニック担当のAさんに連絡した。
『Aさん、伊豆スカイラインで鹿とぶつかってバンパーが傷んでるみたいや！それと気になるのは水が落ちてるわ！車両状態では、異常なしの表示やわ』
「今日はそちらでお泊りですか？」
『俺、伊豆は日帰りやねん！』
「日帰り？！アハハ　」
『・・・・・』
「matsuさん、今日はすぐ帰ってくださいね！！」
（走れるんやったらせめてターンパイクだけでも・・なんて考えてたのを見透かされたか！？）
『Aさん、なんか出たわ！リモートコントロールのバッテリー交換って出た！』
「それキーのバッテリーの表示ですわ！」
『あ！そう言う事か（笑）』
電話での確認ではライト周りのホース破損による水漏れらしい説明を受け、自走して帰れそうなので翌日の引き取りをお願いして帰路、何か有ればまた連絡させて貰う事を伝えて電話を切った。

10分ほど休憩してから再度、エンジン始動。
チェックランプにバッテリー交換以外の警報なし。
ゆっくりと車を走らせて行く。
ターンパイクを横目に今日はAさんの指示通り、まっすぐに早め帰宅することにした。

帰路、事故と違反に気を使いつつ、車両状態の変化にも注意しながらの走行となった。
相棒のフロントフェイスは台無しだが走りの方はいたって快調で安心するとともに鹿って頑丈なんだとつくづく思った。
無事に帰宅してから保険会社に連絡を入れた。（さすがに24時間体制なんだ！）
車両保険って使うの初めてになるが、今年は色んな保険（失業保険等）に世話になるので人生初体験って事が多いなぁーと妙に感心したり。。。
見積の額次第ではあるが俺の素人的な感覚で見ても30万から50万くらいの修理費用になると想定しているので20等級から3等級ダウンはやむなしかと判断している。
翌日（昨日）、相棒はディーラーに引き取られて行った。
それにしても辛い、苦いドライブになってしまった。

正直、車でケチが付いたら即乗り換えが俺のパターンだけど、このM235はこんな事になったとは言え、俺にとっては良き相棒。悩ましい。
車に乗れば色んなアクシデントが待ち受けている。そのリスクを考慮、覚悟する必要がある。今、俺は真因を自問自答してるけど、状況的に今回の接触は避けられなかったと思っているが、なんだか辛い経験だ。
19歳で車乗りはじめの頃に猫と犬で同様の事があったのを思い出していた。
犬の時は凄かったよなぁ～（詳細は書きません。）
実は犬の時に自殺かと思うくらい急に飛び込む様に出て来た時に酷似してた。

それにしても、今年は色んなことがある。
2017年、俺にとって忘れられない年に更になった気がした。
今は相棒が修理を終え、俺の元に戻って来るのを心待ちにしています。 今回の件で車を下りることはないが、この先も何が有るか分からない。

車を走らすからにはリスクは必ずある。

それを再認識し、これからのドライブ、車の運転の糧としたい。
今回のブログをどうするか正直、（上げるか伏せるか）迷いました。
鹿、動物の出没表示、標識が有るところではその表示、標識が有る理由が有り、注意が必要であると言う事を当ブログに訪問していただいてる方々に注意喚起するとともに自分の人生日記である当ブログに記しておく事にしました。
参考になりましたら幸甚です。

修理状況も都度、カテゴリー「My Car」にて更新して行くつもりです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そう言えば出発前に拝んでなかったなぁ・・
南無大師遍照金剛