人生の軌跡_page2

いつもよりも..
ボヤいてて（笑）
墓前で両親に語り掛ける時間がいつもより長くなってしまってた。
お墓のぐるりに生える雑草を抜きながらボソボソと喋りつつ、線香を立て目を閉じて念じながら...
『まーちゃんと俺を見守っててな！！』
『適当に迎えに来てな！』なんてネ都合のいい、いつもの仏さん頼みをネ
前回の人生の軌跡探訪では生まれた産婦人科を訪れたけど俺の人生の終着点となる今回はお墓を墓参りを兼ねて訪れたわけだけど、周辺には通ってた学校、旧実家、旧自宅もあるので順番に周って見た。
実家はともかく、以前は家族で住んでいた自宅は9年ぶりに見て、あまりの変化の無さに笑えて来てた。きっと今だからマジマジと見ても冷静な気分なんだろう。
新婚当時住んでたハイツは改築されていて随分と綺麗になってた。
嫁さんが狭い部屋で俺の帰宅するのを待ってたり、最初の正月におせち料理を失敗してふて寝したり、まーちゃんがお腹に居る頃に喧嘩になって相撲取りと、がっぷりよつみたいな体勢になって思わず笑いだしたり、、、あぁ、懐かしい。


一番ドキドキしたのは嫁さんの実家で..
まーちゃんが生まれてからは嫁さんの実家の借家を借りて暮らしていて、隣が嫁さんの実家なのだけど、本家がそばに有って旧親戚にバッタリ会わないかとひやひやしながらカメラを構えてた。どうやら借家は廃業してるのか誰も住んでないようだった。もしかしたら義母は他界してるのかな？なんて思うくらい嫁さんの実家もひっそりしていた。
義姉の家には近づかなかったけどホント、どうしてることやら？？確か、姉さんとはまーちゃんがSLEで入院してる時に見舞いに行って帰る時に病院の廊下ですれ違って以来、顔も見たことないんだった。まーちゃんの話では今では怠け者の養子さんに愛想が尽きて、娘さんともどもご亭主は鬱陶しい存在らしい。ま、どこも亭主元気で留守がいいってやつだろうか？！
それにしても借家住まいの頃って今思うと良かったかな？
玄関先で義父や義母と戯れるまーちゃんの姿が幻影の様に浮かんでは消えた。あの頃は幸せだった記憶が強かったよな。でも、嫁さんは結構に感情の振れが大きかったかな？なんかすべてが忘却の彼方にあるよなぁ。。

それにしても、義姉の亭主は...相変わらずなんだろうなぁ。養子さんになったら金に余裕が出たせいか病気がちになって義父に建てて貰った店もすぐに廃業して、ゴルフばっかやってたけど今ではどうしている事やら？先に結婚してた俺が鬱陶しくて仕方なさそうだったが...

随分と寂れてる嫁さんの実家、借家をぼんやり暫く眺めてた。
そう言えば、駅の近辺にあるこの借家をウチの親父が定年退職の日に花束を持って寄ったのを思い出した。満面の笑みを浮かべてた親父だったけど、それから暫くして脳梗塞で倒れたんだ。おかんが俺に電話を掛けて来て慌てて実家に向かったのが蘇って来た。

過ぎ去った時が懐かしく、楽しかったり嬉しかった事しか不思議だけど思い出せないでいる。よく時間が解決してくれるって言うけど、確かにそう言うのってある気がした。

狭い土地に建てた実家は急な階段だった。
50坪近くあるウチの自宅とは大違いだったので親父もおかんも
俺の自宅に住みたがってたよなぁ...
ゆかが生まれてからは家のぐるりで遊ぶ程度だったのはゆかが車酔いするのでまーちゃんとゆかを車に乗せて遊びに出掛けれなくなったからだった。

嫁さんは次女のせいか、ゆかばっかりかまって居てまーちゃんは活発な性格だったのにその頃から姉妹で一緒に居てると萎縮してたように今振り返ると思うんだ。
中学の頃だったか生理が停まってしまったり...それもどうだったんだろう？
あぁ、いろいろ有ったよなぁーって

昨日、見たら俺の旧自宅も俺が震災の後に塗り替えて以来、壁を塗装していないせいかやけに古めかしかったけど、そのまんま残って居て立ちすくんでしまった。あんまり近づけなかったけど手間だった庭木はあるんだろうか？
弱っていた玄関先に植えてた百日紅はなくなっていた。


あぁ、懐かしい
昨日はかなり周って思い出が蘇って来る感情より、ただただ懐かしく過ぎ去った時を感じてしまった。でも、俺はあんまり流れた時間が実感として湧いて来なかったりするんだよねぇ～。。ﾄﾞｳｼﾖ



なんだか不思議だ。






墓参りの最後に、墓に両手を添えて念じてた。

 
人生をドライブする


ドライブまにあ

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あとどれくらい俺に時間があるのかな？

Time goes by　Every Little Thing

そう言えば9年前、よく聴いてたな...


人生なんてあっと言う間さ